【デザイン】伝わる資料作りのためのフォント選び
2022.07.19
こんにちは。福岡、博多の印刷会社 三栄印刷です。 企画書などの資料を作るときのフォント(書体)は、何を使っていますか? 基本のものを使う方、 お好きなこだわりのフォントを使う方 様々だと思います。 このフォントをちょっと意識するだけで その資料の説得力が変わるとしたらどうでしょうか? そこで今回は伝わる資料作りのためのフォント選びについてお伝えしたいと思います。
この中でビジネスシーンにおいて使う書体は主にゴシック体と明朝体になります。 筆書体はフォーマルなシーンでの挨拶状や宛名などによく使われ デザイン書体はカジュアルな場面やデザイン等によく使われます。
フォントは世の中に数えきれないほどの種類が存在します。 時々見本と同じフォントで作ってほしいとお願いされることがありますが、 フォント名がわからないと100%同じものを見つけることはほぼ不可能なほどの種類の多さです。 更に文字の太さが数種類あるもの、有料、無料のものと様々な上、日々新しい書体が生まれています。 TPOに応じた書体の使い分けでより伝わる資料になると思います。 ぜひ一度フォントに注目して資料作成をしてみてください。 三栄印刷は印刷物を納品することをGOALとせず、 お客様がその印刷物を使って効果が最大限に発揮されたときに一緒に喜ぶことが出来る、 そんなパートナー関係を目指しています。 そのためには商品デザイン、フォント選びを重要と考え、 社員デザイナーが6名在籍、制作から製造までの一貫生産体制を整えております。 印刷物作成、WEBのお悩みなどいつでもお気軽に三栄印刷までご相談ください。
■日本語フォントの種類
日本語フォントは大きく4つにわけられます。明朝体…横線に対して縦線が太い ゴシック体…縦横の線の太さがほぼ同じ 筆書体…筆書き風の書体 デザイン書体…手書き風やPOPな書体 |
■フォントの選び方
視認性、可読性、判読性という言葉を聞いたことありますか? 視認性…目で見たときの確認のしやすさ 可読性…文字や文章が読みやすいこと。正確に早く、読み続けても疲労を感じないか 判読性…文章の分かりやすさ 誤読・誤解をさせないかどうか 資料やデザインを作成する際にはこの3つの要素がとても重要になりますが フォント選びで特に重要なのが視認性と可読性になります。■視認性
先ほどのゴシック体と明朝体で比較してみましょう。 右側のゴシック体の方が線の太さが均一で遠くからも見やすい、つまり「視認性が高い」と言えます。◇ゴシック体
視認性が高いゴシック体は ・タイトル ・強調したい部分 ・ポスター ・看板 等に使うのに向いています。 一方で長文をゴシック体にすると線の太さが一律なので画面が黒々してしまい、可読性が下がります。 そのため、PowerPointやExcelで作るような要点をまとめた資料作成や 長文の中でも特に強調したい部分にだけ使用することで、より伝わる資料作成の一助となります。 [お勧めゴシック体] メイリオ(Win) 游ゴシック(Win) ヒラギノ角ゴシック(Mac) ※メイリオの語源は明瞭であり、非常に視認性が高い書体です。■可読性
文章にしてみるとどうでしょうか? 明朝体の方が線の強弱があり文字を認識しやすい、すなわち「可読性が高い」と言えます。 2つの書体にはそれぞれこのような特徴があるので、 用途によって使い分けることで、より説得力がある資料を作成することが可能となります。◇明朝体
可読性が高い明朝体は ・新聞 ・書籍 ・教科書 ・レジュメ ・文字数が多い文章 等に向いています。 はねやはらい、線の強弱により文字に動きがあるので可読性が高い一方で、 遠くから見ると細い線が見えないなどにより視認性が下がります。 Word等の長文のある資料や文章作成に向いています。 [お勧め明朝体] 游明朝(Win) ヒラギノ明朝(Mac)■UDフォント(Universal Design Font)
ユニバーサルデザインとは、年齢や能力、状況などにかかわらず、 できるだけ多くの人が使いやすいように、 製品や建物・環境をデザインすることです。 そのコンセプトに基づいた、可読性、視認性に配慮した 誰もが見やすく、読みやすい、誤読しにくいように作られたフォントを UDフォントと言います。 フォント名の中にUDの2文字が入っているものがそれに相当します。 UDフォントの明朝体は比較的横線もしっかりしていて、 文字が小さくなったりディスプレイ等でもかすれなどが起きづらく設計されています。 UDフォントを使うことで多くの人が読める、 より伝わる資料作りが出来ると言えます。■フォントの使い分け
見出しはや協調したい部分はゴシック、本文は明朝等 2つの書体を組み合わせて作成する資料は非常に見やすい資料と言えます。 しかし、それ以上の複数のフォントが混在すると 可読性、視認性、判読性のすべてに悪影響を及ぼす可能性があります。 デザイン書体を使うと見栄えが良く見えることもありますが、 多用せず、ポイントを押さえて使うのが良さそうです。 また、特殊な書体はデータで送ると相手のPC環境によって違う書体に置き換えられる場合があります。 データとして配布する場合は、PC標準インストール書体を使うことがお勧めです。 特にmacとwindowsでのやりとりの場合は注意が必要です。■当社のデザイナーお勧めフォント3選
デザインをする際、フォント選びはとても重要で、 当社のデザイナーも商品に合わせてフォントを選んでいます。 その中でもお気に入りのフォントがいくつかあり、デザイナー投票により社内ランキングを作りました。御社に納品させていただいた商品にも使われているフォントかもしれません。 欧文フォントではLOUIS VUITTONやSupremeの企業ロゴに使われてるFuturaが1位でした。 2位のHelveticaはMUJIやPanasonicのロゴに使われています。フォントは世の中に数えきれないほどの種類が存在します。 時々見本と同じフォントで作ってほしいとお願いされることがありますが、 フォント名がわからないと100%同じものを見つけることはほぼ不可能なほどの種類の多さです。 更に文字の太さが数種類あるもの、有料、無料のものと様々な上、日々新しい書体が生まれています。 TPOに応じた書体の使い分けでより伝わる資料になると思います。 ぜひ一度フォントに注目して資料作成をしてみてください。 三栄印刷は印刷物を納品することをGOALとせず、 お客様がその印刷物を使って効果が最大限に発揮されたときに一緒に喜ぶことが出来る、 そんなパートナー関係を目指しています。 そのためには商品デザイン、フォント選びを重要と考え、 社員デザイナーが6名在籍、制作から製造までの一貫生産体制を整えております。 印刷物作成、WEBのお悩みなどいつでもお気軽に三栄印刷までご相談ください。