【SDGs】名刺からはじめるSDGs

2021.12.09
【SDGs】名刺からはじめるSDGs
こんにちは。福岡 博多の印刷会社 三栄印刷です。 12月に入ると、年末のご挨拶まわりをされる方も多いのではないでしょうか? 特にお客様にご挨拶する機会が減った今年は、例年よりも熱のこもった時間になる方も多いかもしれません。 とはいえ長時間の面談は今も難しい場合も考えられます。 そんな時に活躍するのが、お渡しする企業名入りの“ノベルティ”“名刺”です。 どちらもお客様の手元で自分の代わりに営業をしてくれる大事な営業マンです。 特に名刺は手のひらサイズの小さな紙ですがその1枚に企業イメージがぎっしり詰まっています。 名刺をアピールに使わない手はありません。 ご挨拶まわり用の名刺の準備はいかがでしょうか。 そこで今回は名刺で出来るSDGsの取り組みについてお知らせします。
1.紙について考える  [キーワード] エシカル・サステナブル・バイオマス SDGsについて調べるとこれらの単語がよくでてきます。 日本語に置き換えると  エシカル:倫理的=環境保全や社会貢献  サステナブル:持続可能な  バイオマス:動植物から生まれた、再利用可能な有機性の資源 です。
最近、これらを意識して作られた紙が次々と生まれてきています。 再生紙は既に多くの企業で使われているかと思いますが、 ・カーボン・オフセット認証用紙 ・FSC認証用紙 ・さとうきびの搾りかすを使った”バガス” ・フェアトレードの側面を持つ”バナナペーパー” 等 種類が豊富になってきており、製紙メーカーもSDGsへの取り組みを強化していることがうかがえます。 これらの紙はSDGsの目標の多くをカバーしており名刺にこのような紙を選ぶことがSDGsへの取り組みの1つとなります。 特にバナナペーパーは目標すべての達成に貢献しています。

2.フォントについて考える [キーワード] ユニバーサルデザイン ユニバーサルデザインという言葉が一般的になってきましたが フォント(書体)にもユニバーサルデザイン(UD)フォントがあるのをご存知でしょうか。 ご高齢の方や、視覚障害をお持ちの方は大きくはっきりとした文字が読みやすく、 また一目でぱっと認識できるフォントを使うことが名刺においても大切です。  ・文字のかたちがわかりやすい  ・文章が読みやすい  ・読み間違えにくい 上記を追求して作られたのがUDフォントになります。 下記はwindowsに標準で入っているフォントです。 上の教科書体に比べて下のUDフォントの教科書体は
 ・ブの濁点がフより少し離れて認識しやすい  ・数字の9と6が逆さになっても区別が出来る  ・3やSの隙間を大きくして8との誤認識を少なくする
等の形で文字が設計されているのがわかります。 小さな紙で正確に相手に情報を伝えるために、お名前や住所等にUDフォントを使う、 それもSDGsの活動の1つになります。
3.デザインについて考える [キーワード] ロゴマーク もちろん、名刺で一番大事なのは会社名・名前・連絡先ですが、 せっかくなので、取得資格情報やSDGsへの取り組み等出来る限り多くの情報伝えたいですよね。 一方、多くの情報を載せるとごちゃごちゃした印象を与え、どれが重要なのかわかりにくくなります。 そういうときに使われるのが『ロゴマーク』です。 あまりスペースを取らずに視覚で情報が伝えられる便利なものです。 ロゴマークには基本的にそれぞれに細かい規定(ガイドライン)があります。 規程には、最小サイズや背景の色等が細かく記載されています。 例えば、SDGsのロゴマークも以下のような細かいガイドラインがあります。 しかし、ロゴマークの規定(ガイドライン)の内容をお客様がすべて把握するのは大変なことですよね。 三栄印刷のデザイナーはそういった点もきちんと踏まえてデザインに取り組んでおりますのでご安心してお任せください。 資格等のロゴを名刺に載せる際に、ロゴデータと共にお手元の規定書(ガイドライン)を一緒にお送りいただければ、詳細を確認した上で作成させていただきます。 ~名刺は小さな販促媒体~ 名刺に掲載する御社ホームページのQRコードの作成も可能です。 三栄印刷ではWEB制作や動画制作も行っております。 QRコードから、会社のイメージやサービスの内容を動画でご覧いただくといった名刺活用のケースも増えてきております。 是非一度ご相談ください。
いかがでしたでしょうか。 紙の調査をしてみると、フードロス問題の解決を目標としたバイオマス紙の種類の多さに驚きました。  じゃがいものでんぷんを使った”キュリアスマター”  廃棄される野菜や果物から作られる”フードペーパー”  ビールや麦茶の焙煎麦芽粉砕物を原料として活用した紙”モルトペーパー”  廃棄されたお米を活用してできた紙”kome-kami”  ビールを作る過程で廃棄されてしまうモルト粕を使った”クラフトビールペーパー 等、様々な食品原料の紙が生まれています。 こちらはまだ流通量が多くなく、継続して使われる企業の名刺の紙としてご提案するのは難しい状況ですが、SDGsの取り組みが広がっていることを改めて実感しました。 名刺はとても小さな紙ですが、その1枚の紙やフォントを変えたり、SDGsのロゴを載せること等で名刺をお渡しした方に新しい御社の一面を知っていただける機会になるかもしれません。 直接会う機会が減ってきているからこそ、名刺をより印象的なものにしてはいかがでしょうか?